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お金の相談を受けるときに、「どの金融商品がいいですか?」と、よく質問されます。最近は、「投資信託がいいらしい」とか「FXって儲かるみたい」という話を耳にする機会が多いようですね。
しかし、個別の金融商品を選ぶ前に大切なことがあります。それが、金融商品の性格を知ること。人間の場合は、血液型でその人の性格を判断することがありますが、金融商品にも性格があるのです。それが、「換金性」「安全性」「収益性」の3つです。 以下の表で、それぞれの特徴と、その性格を持つ金融商品をご紹介しましょう。
性格 |
特徴 |
例えば、こんな金融商品 |
| 換金性 | いつでもすぐに現金化できる | 普通預金・普通貯金・MRF など |
| 安全性 | 元本が目減りしない、またはしにくい | 定期預金・定額貯金・個人向け国債 など |
| 収益性 | 大きくふやせる可能性がある | 株式・投資信託・外貨建て商品 など |
では、どんなふうに考えたらよいのでしょう。たとえば、家でお腹をすかせた子どもが待っているときは、すぐに夕飯を作って食べさせてあげたいですよね。そんなときは、切って煮るだけのお鍋なら、栄養のバランスもとれて一石二鳥です。それなのに、子どもが好きだからといって、ハンバーグをこねて作るところから始めたらどうでしょう?お腹をすかせた子どもは喜びませんよね。
金融商品もこれと同じなのです。突然の入院などで、すぐにお金を使いたいときに、金利が高いからと個人向け国債に預けていると、すぐに引き出すことができません。または、給料の残りを普通預金に入れっぱなしで、何百万にもなっている人がいますが、普通預金では金利が低いため、ほとんどお金がふえていきません。
つまり、使う目的に合わせて金融商品を選ぶことが大切なのです。いざというときに、すぐに使いたいお金なら換金性、当面は使わないけれど目減りしては困るお金は安全性、セカンドライフなど、かなり先まで使わないお金は収益性といった具合です。 個別の金融商品を選ぶ前に、まずは、その金融商品がどんな性質を持っているのか、確認することから始めましょう。
金融商品は、同じ性格でも、より有利なものがありますので、その点も確認しておきましょう。
まずは、換金性の代表格である普通預金。金融機関ごとに金利が違うことをご存知ですか?都市銀行は0.2%ですが、ネット専業銀行は0.35%です。安全性の代表格である定期預金も同様に金利に違いがあり、1年定期なら都市銀行が0.35%、ネット専業銀行は0.96%というところもあります(2008年2月現在)。同じ預けるなら、金利が高いほうがいいですよね。
また、金融商品によって「単利」と「複利」という金利の付き方が違うものがあります。「単利」はあくまでも元本に利息がつくだけなのに対し、「複利」は利息を元本に組み入れて、それに対してまた利息がつくので、利息が利息を生むしくみになっています。「単利」よりも「複利」のほうが利息はふえますので、金融機関に確認してみましょう。
次回は最終回になります。どんなときに、どんな金融商品を選んだらよいのか、また、金融商品選びの注意点などをお話しますので、お楽しみに!
| ■序章 | お金の未来予想図 | 4つのレシピの紹介 |
| ■レシピ1 | 簡単!家計管理法 | 不安を解消する第一歩は家計の把握から |
| ■レシピ2 | 目的を整理する | 「いつ」「何のために」「いくら」お金が必要なのか |
| ■レシピ3 | マネーの基礎知識 | お金を使いこなすための知恵をつける |
| ■レシピ4 | 金融商品選びのポイント | 使う時期にあわせて金融商品は選ぶ |
| ■診断テスト | お金を増やす4つの方法 | あなたにあった貯蓄方法のタイプ別テスト |