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  • ヒロイン恋の法則 Vol.1 ハリーポッター(ハーマイオニー編)

美人だけど、気が強くて男勝り。 好きな相手の前じゃなおさら素直になれない。 ついつい取ってしまうのはかわいくない態度。 人一倍、「好き」という言葉が口に出せない。 でも、それが彼女の「武器」に変わる・・・。

 

イギリスで発売され、瞬く間に大ベストセラーとなった『ハリー・ポッター』シリーズ。 映画の興行成績も順調で、夏には第5作目の『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の公開が控えている。 物語の舞台は、20世紀末のイギリス。魔法学校に通うハリー・ポッターの学園生活と共に、ハリーの両親を殺害し、世界征服をたくらむ強力な魔法使いヴォルデモードとの戦いを描く。

 

物語の主要人物は、ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)とその友人ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)、ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)の3人。第1作では幼かった3人も、今では大人の魅力も覗かせるようになっている。特に、ハーマイオニーの美しさといったら目を見張らんばかり。

 

しかしどうして、美しいハーマイオニー、魔法学校という場所が悪いのか、これがなかなかモテない。4作目ではナイトからの熱烈なアプローチを受けているものの、常に一緒にいるロンとハリーに至っては、彼女の美しき成長に気がつかない様子(気がつかないフリをしているだけか?)。 完璧主義で優等生。努力によって、魔法の力を磨いたハーマイオニーは、もともと才能があることや血筋の良さを鼻にかけるようなヤツらは相手にしない。一人ぼっちになっても、ぐっと唇をかみしめ、涙をこらえる。

 

強がりなのか? いや、彼女は自分の気持ちに正直なだけなのだ。 あんな奴らに負けない。それが彼女の心を奮い立たせる。 そして彼女の「正直さ」は、ハリーやロンに対してもまっすぐ気持ちをぶつけていく。 何かと危険に巻き込まれることの多いハリーを心底心配し、人目も気にせず、抱き締める。2人を馬鹿にする同級生を、これでもかというほど罵倒する。時には殴り飛ばしさえする。絶交中でも、2人が危険に冒されれば、助けに走る。 ハリーとロンは大切な親友だから?

 

いやいや、どうもそれだけではないような…?作中では特に大きく描かれていないが、ハリーのことは平気で抱き締めるくせに、ロンとは手が触れただけで彼女らしくもなく慌てふためく。 普段は気が強く、その頭脳も行動力も、周りの男よりも勝る。孤独が好きなのかと思えば、他人を思いやり、時には母のように包み込む。クールなのかと思えば、好きな人(気になる?)と手が触れ合っただけで顔を赤らめる…。

 

この性格が、計算によるものだったとしたら、ハーマイオニーはとんだ悪女である。が、これが彼女の素の姿。彼女はどうしても、気になる相手の前では素直になりきれないのだ。 それもまた魅力。 ハーマイオニーは「好き」という言葉を口にしなくていい。 その強気な態度をちょっぴり可愛らしさに変換。 簡単だ。ただ、その強い瞳でまっすぐ相手を見つめ、微笑むだけ。 触れ合った手を離さなければいい。 少しだけ、覗いた素直な表情で、すべては伝わる。

 

  • Writing 福田了子。東海大学文学部文芸創作学科卒業。
    現在、フリーライターとして活動中。 


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